Open Source Airframe

CTOL UAV 2.0

Our little robot in the UK

仕様

  • 全長 1.4メートル
  • 翼幅 1.8メートル
  • 翼弦長(翼の前後方向の長さ)30cm
  • 2重反転式モーター使用(冗長性、スピード、バランス、反動トルク無し)
  • より多くのストレージと修理の容易さのためにリモートサーボ(フラッペロンと尾翼面)を使用
  • 無荷載時重量5.5キログラム
  • 推力 12キログラム
  • 最大荷重12キログラム(時速100マイル=160kmでの揚力は約12キロ)
  • 航続時間 1〜4時間(既存の仕様の場合)
  • 重い荷物を積載した際に重心を調整するため、翼の位置を変えることが可能
  • 翼、着陸装置、その他のモジュールを固定するため、胴体には縦げた材を配置
  • これらの縦げた形鋼材はまた、(変更しやすいように環状隔壁を介して)モーター等の内部の部品を支えている
  • 胴体は液体の運搬が可能(大きさはコーラの2Lボトルと同じ程度の直径)
  • レールから射出する事ができ、パラシュートで回収可能
  • 荒地に着陸するために前輪を取り付けることが可能
  • CADファイルは SolidWorks で作成

設計ファイル

CAD図面と部品表のダウンロード:
http://www.openrelief.org/documents/CTOL-UAV-current.zip

プロジェクトを支える人々

Edward Strickland

エドワード·ストリックランド

エドワード·ストリックランド(Edward Strickland)

エドワード·ストリックランドは、航空工学の学位を持つ紳士で、オープンソースの自動航行技術に通じ、キネティック(QinetiQ)社と英国国防省で7年の経験を持ち、OpenReliefでの機体の開発をリードしています。

OpenReliefの機体は、商用の垂直離着陸(VTOL)無人機についてのエディの研究を発展させたものです。YouTubeで彼のVTOLに関する興味深いまとめを見ることができます。DIYDRONES上のエディのプロフィールページを訪問すれば、無人機とオープンテクノロジーに関する彼の日々の活動についてもっと知ることができるでしょう。

人々を支える組織

Oldham College logoオールダム·カレッジ(英マンチェスター州)の機械工学コース(BTECレベル3)の学生達は、OpenRelief 災害救助プロジェクトに参加して、オープンソース無人飛行機用の機体部品の開発に貢献してきました。

学生が取り組んできたのは、

  • 内部に荷物を積む事ができる新しい設計の翼。
  • 長くなった機体に合わせたより頑丈な着陸装置。
  • 航空電子システムや電力ユニットを翼に納めるユニークなやりかた
  • より強い組立式尾翼と制御システム。

イギリスでの最初の飛行のため、機体がオールダム·カレッジから経験豊富なUAVユーザーに送り出されるでしょう。これは、オーストラリア内陸砂漠地帯での厳しいテストを経て、日本の津波被災地での飛行テストに繋がるでしょう。

ここまでの軌跡

OpenRelief プロジェクトのCTOL-UAV(従来型離着陸方式の自動操縦飛行機)の最初のバージョンは2012年7月6日にリリースされました。オリジナルのリリースアナウンスはここで読めます。また、バージョン1.0のCADファイル/部品表をここからダウンロードできます。これは、VTOL(垂直離着陸型飛行機)のテストのために開発された従来型離着陸(CTOL)機体に基づいています。

バージョン2.0の機体は2013年5月31日にLinuxCon Japanでリリースされました。これは、次の改良を備えています:

  • 機体を簡素化し、強化するための尾翼部の改良
  • 機体を強化するための胴体前部の改良
  • 機体を強化するための胴体後部の改良

ライセンス

この機体はTAPRオープンハードウェアライセンス1.0の下でライセンスされています。

注記

この機体ではプロペラが機体正面の先端部にあり、そのためシンプルな構造と高速飛行が可能になっていますが、着陸の際に壊れやすいという問題点もあります。この問題に対しては様々な対処方法があります。例えばパラシュートを付けたり、網に飛び込ませたり、あるいはロッドによって午後3時の位置でプロペラを止める、などです。しかし標準の機体では、製造工程を簡素化するためにこれらの機能は含まれていません。

また、低速では小規模な空気抵抗が大きな抗力をもたらし、そのことで航続距離が制限されるという事も重要です。あなたの環境での飛行距離については控えめに考えてください。

これまでのテスト結果から見て、僅か2,3回の飛行でもこのスケールのシステムには大きな負荷となるという点もご承知おきください。つまり機体の耐用期間は(もし頻繁に検査やメンテナンスを行わなければ尚の事)限られるでしょう。

開発ギャラリー

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